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LECEB SESOKO VILLA シーサイドデラックススイート

LECEB SESOKO VILLA シーサイドデラックススイート

沖縄・瀬底島に計画された1日1組だけが泊まれるホテルです。ブランドコンセプトであるプライベート感を保ちながら、前面の沖縄の海をどう取り込むか?がデザインの主題となりました。

瀬底島は西側に夕日の沈む美しい瀬底ビーチがあり、このホテルのデザインが始まった頃は大型ホテルが建設され始めている状況でした。大型ホテルはレストラン・マリンアクティビティなど充実しており1棟貸し切りのホテルでは提供できないサービスがあります。宿泊費も相応になるホテルという事もあり「リゾートホテルが多くある恩納村でなく、なぜ沖縄の北部まで来るのか?」これをデザインする上では重要なポイントとなると考えました。

この敷地を数日かけて朝から晩まで過ごして見ると、海の変化に驚かされました。本部港は奄美大島や鹿児島と那覇を結ぶ船が停泊する港で船の行き来する情景が楽しめます。また東向きに向いているため朝日によって変化する海の色も楽しめました。そこで大型ホテルにはアクティビティで敵わないのであれば「ただただ自然の堪能して体を自然に委ねる」ように海だけをゆっくり見るホテルが良いのでは?という考えに至りました。

2棟の計画がありシーサイドデラックススイートは横長の水平線を際立たせ海を広く見渡すために、建物は水平線を強調しプールとアプローチは事業主のオーナーのアイデアで曲線を描くデザインとしました。

円弧状のアプローチを抜けてエントランスに入ると天井高さ4mのリビングとなります。リビングの裏手にはダイニングスペースがあり、外で朝食を楽しむ事もできます。
寝室棟へは屋外を経由してアクセスする形とし沖縄の自然を滞在中も体感できるようにしました。各寝室は専用の水廻りを付随させ2つの家族で宿泊してもプライベートが保てるようにしています。

プールサイドに置かれたアンティーク水瓶やリビングに置かれた無垢材のサイドボードなど自然を感じさせるマテリアルを点在させ「何もしないで過ごすリゾート空間」を目指しました。

【担当】
鹿内健+鹿内真沙子

【物件データ】
計画地:沖縄県国頭郡本部町瀬底
主要用途:宿泊施設
工事種別:新築工事
構造・規模:鉄筋コンクリート地上1階
敷地面積:607.17㎡
延床面積:142.53㎡

デザインプロデュース:株式会社マリアス
設計:Sデザインファーム
インテリアデザイン:渡邉広美
構造設計:田中哲也建築構造計画
施工:株式会社アレックス
写真:鳥村鋼一