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上州富岡駅舎設計競技佳作

細い糸のような構造材でつくる駅舎。富岡にゆかりのあるシルクの生糸は「優れた保温性」と「独特の光沢感」を持つ自然素材です。繊維の隙間に空気が溜まる事で、保温性が生まれます。また丸みを帯びた3角形断面が「光のプリズム効果」を生み出し「独特の光沢感」を生み出します。この生糸の特性を駅舎の構造に応用し、「糸の細さ」「しなやかさ」「光沢感」を感じさせる駅舎を提案しました。駅舎だけでなくベンチ・サインボード・日よけシェードなど駅舎のインテリアを構成するもの全てを「糸」でつくる事で、「富岡を含む群馬の糸の文化圏」の一拠点になる事を目指しました。

【物件データ】
計画地:群馬県富岡市
主要用途:駅舎
工事種別:コンペ案(359案中上位7案)
床面積:750㎡
協力:構造設計:株式会社建築構造研究所・
環境設計:首都大学東京都市環境科学研究科建築学域教授 須永修通・照明設計:岡安泉照明設計事務所・写真:鳥村鋼一写真事務所