「日常」に、「心おどる空間」を。
【日常】
日常の暮らしの場となる室内空間を少ないエネルギーで暖かく涼しくするため
Sデザインファームでは「高断熱・高気密」の家を設計しています。
断熱等級:5~7(東京)
UA値:0.5~0.26(W/㎡・K)
C値:0.5~0.1(c㎡/㎡)
住宅が消費する1次エネルギーよりも太陽光発電など再生可能エネルギーが多くなりエネルギー収支ゼロの「ZEH」や冬期の暖房費が年間4000円程度となる限りなく「無暖房」に近い住宅の設計もしています。
一方で・・・断熱性能の数値に囚われすぎない事も意識して設計をしています。周辺環境の良さを取り込む事、デザインの良さも住宅の心地よさを高める事だと考えています。
その両方のバランスを取りながら「いいとこ取り」をするのが、大切だと考えています。
【心おどる空間】
ワクワクやドキドキ、日々の暮らしにおける新たな発見に気づく空間。
高断熱・高気密の住宅は、化石燃料に由来するエネルギーを抑えて、暖かく、涼しい体に負担の掛からない住宅が実現します。次世代に地球という環境をより良くバトンタッチするために必要な事だと考えています。
一方で矛盾を感じる時もあります。快適な環境を維持する為には窓を閉め切って「外部環境と切り離す」必要があります。太陽光は冬には暖かさを提供してくれますが、夏には灼熱を生み出す可能性もあります。自然環境が悪者扱いされている感覚になる時もあります。
アメリカの先住民族には「寒さはギフトである」という言葉があるそうです。
寒いなかでの焚き火、ホットワイン、おでん。寒さがあるからこそ楽しい事、発見することもあります。
(室内で寒いは困りますが)
そんな「ちょっとした自然の変化を楽しめる空間」も室内や屋外に提案しています。
「今日は昨日よりも日が傾いた。こんな花が咲いた。雨の匂いを感じる」など
そのような日々の小さな変化に気付く事が、そこで過ごす人の日常や人生が満たされたものに繋がる・・・
「住宅とは満ち足りた人生を送るための器」と考えています。