「農家にとって土は宝物」という言葉を設計のコンセプトに据えた実験レストラン。テーブル高さに土塗りの新たな「地面」をつくり、その上に農家から届く野菜が並びます。都市と地方を結び、農の魅力を発信する場としました。


六本木農園
Data
- 竣工
- 2009年
- 主要用途
- 農業実験レストラン
- 工事種別
- リノベーション
- 構造・規模
- 地下1階・地上1階
- 延床面積
- 175㎡(地下1階83㎡・1階92㎡)
- 担当
- 鹿内健
- 共同設計
- オンデザインパートナーズ
- 照明
- 岡安泉照明設計事務所
- 土塗りWS
- 久住有生左官 久住有生
- 泥絵
- 浅井裕介
- 施工
- 伸栄
- 写真
- 鳥村鋼一/鳥村鋼一写真事務所
Media
- マガジン掲載
- CONFORT No.115 2010
- マガジン掲載
- 東京カレンダー 2010 5&6合併号
- マガジン掲載
- 商店建築 Vol.54 2009.12月号
- マガジン掲載
- デザインの現場 Vol.26 2009.8
- マガジン掲載
- Designer's Vol.2
- マガジン掲載
- 日経アーキテクチュア
- マガジン掲載
- 北欧スタイル 2010年冬号
- マガジン掲載
- 新東京建築案内 Tokyo ReBORN
Award
- JCDデザインアワード
- 2010 JCDデザインアワード入選






土を主役に、農を味わう実験レストラン
「農家にとって土は宝物である。」——この言葉を聞き、農業における土の重要性と、土に寄せる農家の思いを感じ取り、本プロジェクトの設計のコンセプトとすることを決めました。「六本木農園」は、実家は農家でありながら東京で働くビジネスパーソン、いわば「農家のこせがれ」が抱く潜在的な農への意識を育て、都市と地方を結ぶ新しい農業支援のかたちをつくる場です。同時に、食材のおいしさや農業の大切さ・楽しさを発信する実験レストランでもあります。
野菜の魅力を食事として伝える——その核となる提案が、レストランのテーブル高さ(1FL+700mm)に新たな「地面」をつくり出すことでした。土の質感は、野菜を引き立てます。この地面には農家から届いた野菜が並び、目の前で調理され、魅力あふれる料理へと姿を変えます。テーブルより下はすべて、農家から分けてもらった土による土塗りとし、左官職人・久住有生氏の指導のもと、土塗りワークショップによって実現しました。