南阿蘇の田園風景に建つ、旅行関連企業の研修施設。外は風景に溶け込み、内はバリの調度品を包み込む。壁と天井を兼ねた斜めの壁と床からなる三角形の小さな建物を集合させ、外の調和と内のおおらかさを両立させました。


南阿蘇の研修所
Data
- 竣工年
- 2014
- 主要用途
- 研修施設
- 工事種別
- 新築
- 構造・規模
- 木造・平家建て
- 敷地面積
- 1667.62㎡
- 建築面積
- 281.4㎡
- 延床面積
- 281.4㎡
- 担当
- "鹿内健 協働設計:株式会社オンデザインパートナーズ "
- 構造設計
- オーノJAPAN
- 植栽
- GAヤマザキ
- 家具調達
- kaja
- 施工
- 株式会社橋本建設
- 写真
- 鳥村鋼一/鳥村鋼一写真事務所






風景に溶け込み、異国を包む研修施設
阿蘇山を見渡す田園風景のなかに計画された旅行関連企業の研修施設です。クライアントからのご要望は「社員にはゆったりと過ごし、リフレッシュしながら研修をしてほしい」「バリ島が好きなので、バリの素材・家具・小物を取り入れてほしい」というものでした。これを踏まえて私たちが考えたのは、外には阿蘇の雄大な風景に溶け込み、内には圧倒的な存在感を放つバリの素材・家具・小物を、おおらかに包み込む建築をつくることでした。建築は、大きな一棟としてではなく、小さな建物の集合が全体を形づくる構成としています。四角い箱ではなく、壁と天井を兼ねた「斜めの壁」と「床」という二つの要素からなる、三角形の建物です。外壁には自然豊かな環境に合うように天然スレート石とし、外観は山並み、樹木、集落の風景に調和しながら、内部は天井の高い空間が、個性豊かなバリの調度品をおおらかに受けとめています。旅行という「体験を提供する」企業の施設として、さまざまな体験を、この建物を通じて感じ取ってもらえればと考えています。