73㎡に要望は寝る・収納・水回りのみ。一人には十分すぎる広さの余白を、暮らしのゆとりに変える設計としました。最短ではなく回廊状に遠回りする廊下が、合理的な動線と気分を落ち着かせる効果を兼ねています。

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回廊の家(日本橋の家)
Data
- 竣工年
- 2017
- 主要用途
- 住宅
- 工事種別
- リノベーション
- 構造・規模
- 鉄筋コンクリート 地上4階
- 延床面積
- 72.6㎡
- 担当
- 鹿内健
- 照明設計
- ソノベデザインオフィス
- 施工
- 山内工務店
- 写真
- 鳥村鋼一/鳥村鋼一写真事務所
Media
- マガジン掲載
- 建築知識 2019年3月号 No.772
Award
- SUVACO
- SUVACO いい家オブザイヤー2021(総合4位)






余白を、暮らしのゆとりに変えるリノベーション
73㎡の広さに対し、施主からの要望は「寝る場所、収納、浴室、洗面室、トイレ」のみ。キッチンも別フロアにあるため、設置は不要でした。一人で使うには十分すぎる広さが確保できることから、その余白こそが暮らしのゆとりにつながる設計を目指しています。施主は仕事柄、海外出張が多く、ゆったりとしたホテルのような空間を求めていました。そこで、譲り受けた絵画・調度品・照明器具を飾る場として、目的の部屋への最短経路となる廊下ではなく、ウォークインクローゼットと浴室を取り囲む、遠回りの回廊的な廊下を設けました。この廊下は、帰宅後に身支度をしながらリビングと寝室へ至る合理的な動線でありながら、気分を落ち着かせる効果も生み出しています。