防火やメンテナンスの制約で木材を使いにくい都市部で、木の良さを活かした住宅。跳ね出す屋根の軒下空間と防火壁により木材を安価に用い、市松模様の窓が北からの安定した光を分散して室内に取り込みます。


市松模様の家(駒込の家)
Data
- 竣工年
- 2015
- 主要用途
- 住宅
- 工事種別
- 新築
- 構造・規模
- 木造・2階建て
- 敷地面積
- 90.32㎡
- 建築面積
- 68.33㎡
- 延床面積
- 117.90㎡
- 担当
- 鹿内健
- 共同設計
- スズキユウコ建築事務所
- 構造設計
- オーノJAPAN
- 施工
- 伸栄
- 写真
- 鳥村鋼一/鳥村鋼一写真事務所
Media
- マガジン掲載
- L4_HOUSE DESIGN 5(韓国)
- マガジン掲載
- NISHA 2015 AUGUST(イスラエル)
- マガジン掲載
- 住まいの設計 2015年11・12月号
- マガジン掲載
- 日経アーキテクチュア 2015年9月25日号
- マガジン掲載
- MY HOME+ VOL.42
- マガジン掲載
- 新建築 住宅特集 2016年5月号






木を活かす、都心の家
木を使った都心の家です。都市部で住宅に木材を使うことは、難しくなっています。木造住宅は数多くありますが、防火やメンテナンスの観点から、多くの費用をかける必要があるためです。それでも、柔らかさや風合い、自分で釘を打てる手軽さなど、日本の伝統的な家が備えていた木の良さを見直しながら、防火とメンテナンスに配慮した「木を使った都心の家」ができないかと考え、設計しました。北側の道路に面した駐車場には、1.35mから2.85mへと跳ね出す屋根を設け、日本の伝統的な軒下空間をつくっています。この雨のかからない軒下空間と、両側の防火壁により、住宅が密集する地域でも、木材や木枠の窓を安価に用いることが可能になりました。開口率50%の市松模様の窓は、通常の高さ・天井際・床付近と、異なる位置から光を取り込みます。これにより、日中を通じて安定した北からの光を、室内へ分散して届けます。窓の内側は奥行きのある棚になっており、施主が小物を飾って楽しみながら、緩やかな目隠しとして周囲からのプライバシーも確保しています。