旗竿敷地の奥に、庭を囲むL字型に配した住宅。45度に切り欠いた平面に扇状の垂木を並べ、その天井が諸室を貫いておおらかに包みます。自然素材を基調に工業的素材を程よく配し、緑豊かな庭が室内へ連続する住まいとしました。


扇垂木の家(鵠沼海岸の家)
Data
- 竣工年
- 2020
- 主要用途
- 住宅
- 工事種別
- 新築
- 構造・規模
- 木造・平家建て
- 敷地面積
- 311.00㎡
- 建築面積
- 79.13㎡
- 延床面積
- 76.96㎡
- 担当
- 鹿内健+鹿内真沙子
- プロデュース
- kiten株式会社
- 構造設計
- TTSE株式会社
- 照明設計
- ソノベデザインオフィス
- 施工
- Kizuki 小泉木材
- 写真
- 鳥村鋼一/鳥村鋼一写真事務所
Media
- マガジン掲載
- HOUSING by suumo 2022年8月号
Award
- 神奈川建築コンクール
- 第64回神奈川建築コンクール入賞






扇の垂木が、暮らしを包む家
旗竿敷地の奥に、庭を取り囲むようにL字型の住宅を配置しました。一部を45度に切り欠いたL字型の平面に対し、扇を描くように垂木を並べることで、その天井が寝室からリビング、ダイニングへと続いて、おおらかに囲われた空間が生まれました。
仕上げは自然素材を中心としています。床は蜜蝋柿渋を塗った桐のフローリングと畳の廊下、壁は粗めのテクスチャの左官壁、天井は杉の垂木。そこに、栗材を面材に用いたステンレスのオーダーキッチン、大版の磁器質タイル、大開口のガラス面、銅の押さえ金物、SAVOY仕様によるアルヴァ・アアルトの「GOLDEN BELL」といった工業的な素材も適度に配し、インテリアのバランスを取りました。緑豊かな庭が室内へと連続する住宅となりました。